小林選手：「自分は緊張しない方ですね。　前を取られてしまったので、ごちゃごちゃしてしまいました。　決勝こそは先行を取りたいと思いました。」　決勝の日、バケツをひっくり返したような土砂降りの雨になる・・・「雨女と言われていますが、かなり雨がすごかったです。でも、レースになると怖さは無かったですよ。」

小林選手：「早くに抑えられてしまって、無理やりでもこじ開けようかと思いましたが、加瀬さんが掛かり切っていたので、後ろには藤原さん達もいたので、ここは勝つ事を考えて冷静に行きました。」　優勝おめでとうございます☆

小林選手：「レースの中で、落ち着いていけたので、競輪学校時代ではあそこまで冷静には出来なかったです。自分でもビックリする程でした。　ゴールの後で、『この位置って、1着だよな』とか思って、お客さんが『小林ありがとう』って言われて、優勝したんだって思いました。　そしたら、苦しかった事とかこれまでの師匠と二人三脚でやってきたこと、「自分を信じなさい」と言われたこと、この人について行けば間違いないと、師匠への感謝の気持ちが一番に出て涙を流しました。」　とのこと。　あの時、レースを終えて戻ってきた女子選手の出し切った姿に、まるでビッグレースが終わったかのような検車場の雰囲気だった。
「勝ちは勝ちだしこの優勝は無くならないけど、あのレースにも反省があります。そこがゴールではないので、自分的には優勝はスタート！ある意味チャレンジャーです。」　そして、悔しさの残る増茂選手は、

小林選手：「食事はスゴイ量だった！全部食べるものだと思ってしまい、苦しくなりながらも食べたら、この中の食べたいものを食べるのだと聞いて、「なんだぁ・・」と思いました！競輪学校時代は、栄養士さんのコントロールされた 食事だったので、競輪場の宿舎はこ んなに自由に食べていいんだとビックリしました！凄かった、満足です！」　宿舎の食事は男性でのMAX量が準備されているので、それを食べてしまうとは恐るべし・・！「女子は33人しかいないので、一緒に過ごしてきた仲間なのでみんな仲が良いです。でも、勝負を重ねていくと、雰囲気も少し変ってくると思います。お金が掛かっているという男性選手のレースへの集中はすごかった！勝った人、負けた人の表情がまったく違うし、レースにかけているものが違う。　これが勝負の世界なんだ！と思った。　それと、一緒の先輩のサポートがすごかった！ほんとに感謝です！」
デビュー戦当時は、報道や記者の取材も多く、検車場は制限が掛かるほどにごった返した。
そんな中、男性の 先輩選手が冷静にクールダウンのタイミングを取ってくれたり、自転車の解体などを対応してくれた。　現場の分からない女子にとっては心強い存在だったに違いない。　競輪ならではの同県の絆も女子にとって初めて見えてくるものなのかもしれない。

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